まず大前提として、プロテインや人工甘味料については安全性が確認されています。
ココがポイント
- プロテインは、そもそもが三大栄養素の一つで必須な栄養です。
- 人工甘味料は、一部アレルギーを除き危険性の指摘はありません。
とりわけ人工甘味料で注意すべきは、摂りすぎです。
しかし、プレーン味は正直おいしくないので、継続の難しさに繋がると思います。
甘味料を抑えておいしく飲む方法
結論としては、プレーン味と味付きのプロテインを混ぜることです。
今回は安全性を考慮しつつ、おいしく長く飲むコツなどを解説します。
プロテインと人工甘味料の安全性について
プロテインの効果と安全性
まず前提として、プロテインは「たんぱく質」の英語名です。
たんぱく質は三大栄養素の一つで、必ず必要な栄養と言えます。
サプリとしても安全性が担保されているため、変な所から買わなければ全く問題ありません。
人工甘味料の効果と安全性
色々と言われる人工甘味料ですが、基本的な安全性は確保されています。
ココがポイント
一部アレルギーなどもあるものの、全体として大きく危険視する必要はありません。
砂糖の摂りすぎの影響は大きい
人工甘味料についての前に、まず砂糖に注意が必要です。
ただ太るだけではなく、摂り過ぎでは老化なども報告されています。
なぜ人工甘味料を減らすのか
何でもそうだが摂りすぎは良くない
サプリメントや薬などもそうですが、用法・容量というものがあります。
神経質にならずともいいと思いますが、無理のない範囲で制限するといいでしょう。
本格的に減量する場合はプロテインの摂取機会も増えると思います。
ポイント
高たんぱく食を心がけるなら注意すべき
自然由来も含めて甘いものには依存性がある
普通の砂糖も同様で、糖分には依存性があると言われています。
「甘いものは別腹」なんて言いますが、あながち間違いではありません。
一部の甘味料にある健康的な恩恵が受けられない
「はちみつ」などは健康食としても知られていると思いますが、当然ながら人工甘味料にはその側面がありません。
若干本質から逸れるかもしれませんが、害さない範囲で自然由来の甘味を使うのも選択肢になると思います。
人工甘味料にも種類がある
一言で人工甘味料と言っても、いくつもの種類があります。
使われなくはなりましたが、一部では発がん性の報告のあるものも存在します。
ココに注意
あまり無名なOEMプロテインはおすすめしません。
プロテインからの人工甘味料を減らす具体的な方法
プレーン味とのブレンド
最も単純な甘味料を減らす方法は、味付きとプレーンをブレンドすることだと思います。
味付きは全面的に濃い目なので、飲みやすさはむしろ向上する方もいるでしょう。
メモ
水は容量通り、割合は1対1ぐらいから始めてみよう
ちなみに、私の場合はプレーン:味付きは3:1ぐらいにしています。
香りのあるプロテイン味を選ぶ
言うまでもなく、甘さだけではなく香りもおいしさに繋がります。
あくまで所感ですが、紅茶やお茶系のフレーバーはチョコよりも味(甘味)が薄いです。
水以外のコーヒーや牛乳などに溶かす
私も朝だけ採用している方法で、コーヒーにプレーン100%を入れています。
夕方以降はカフェインを摂りたくないので、先に書いたプレーン3に味付きのものを1ぐらいの割合で飲んでいます。
コーヒーであればプレーン、牛乳であれば紅茶などが合うのではないでしょうか。
おすすめ
カフェラテ、紅茶ラテなど、実際にあるブレンドから想起してみよう!
もっとプロテインをおいしく飲む方法
好きな会社を見つける
プレーンはあまり差が付きにくいと思いますが、同じチョコ系などでも大きく差が出ます。
甘さや香り、あるいはとろみも違っている場合があり、思ったより差を大きく感じるかもしれません。
ポイント
お試しセットなどがあれば活用してみよう
有名どころですと、以下のような会社でしょうか。
第三者機関によるドーピング検査に合格したものを上げています。
海外のプロテイン製造会社
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マイプロテイン(日本だと恐らく海外勢で筆頭)
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オプティマムニュートリション(世界で筆頭)
日本のプロテイン製造会社
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明治(SAVASブランドとして。チョコやお菓子のあの明治)
-
エクスプロージョン(ネット系のコスパ優良メーカー)
好きなフレーバー(味)を選ぶ
コレは自明の気もしますが、まずは好きな味を見つけるべきだと思います。
ただ、上記の通り会社によっても味が違うことは珍しくありません。
可能であれば、いくつかの会社から好きそうな味をピックアップして飲み比べてみてください。
ポイント
あくまで続けやすい味を探す目的なので、片っ端から探す必要はないと思います。
ホエイプロテイン以外のプロテインに混ぜてみる
実はコレも私がやっている手法で、プレーンはWPI、味付きはソイプロテインのココア味を混ぜています。
原料が違うせいか、同じ会社・同じフレーバーでもホエイ系とソイ系で全然味が違うこともあります。
しくじり
WPIのチョコでおいしかったからソイも大丈夫だろう、と大袋でソイのチョコ味を買って痛い目を見たことがあります(※もちろん好みでなかったという意味です)。
健康的なトッピングを加える
「健康的って何?」といえば、黒糖やはちみつなどが有名どころでしょうか。
もちろんライフスタイルにもよって違うと思いますが、要するに「普段から健康のために取り入れている甘味や間食をプロテインと組み合わせてしまおう」ということです。
メモ
必ずしも混ぜる必要はなく、例えばプレーンのプロテイン+ナッツみたいなものでも良いと思います。
私のオリジナルブレンド
先のセクションで言及しましたが、改めて紹介させていただきます。
2桁種類くらいは試していると思うので、ある程度は参考になればいいなと。
朝のコーヒープロテイン
朝に飲むプロテインは、プレーン100%でボトルコーヒーに混ぜて飲んでいます。
プロテインの原料は牛乳なので、なんちゃってカフェオレの出来上がりです!
ポイント
起床の覚醒とカフェインは相性に問題があるので、コーヒーは起床後から少し時間を置いた方がいいかもしれません。
昼~夜のブレンドプロテイン
適量の水にプレーン3:ココア味1の割合で混ぜています。
プレーンの方は「WPI」で、ココアの方は「ソイ」です。
私の場合は減量期に4食分飲むことにしているので、植物系プロテインを入れたいと思ってこの組み合わせにしています。
ポイント
何杯も飲まない方は、「WPC」か「WPI」単体で構わないでしょう。
ブレンドの分量を考える「2分探索法」
好きな割合を探すのも面倒だと思うので、ちょっとしたテクニックをご紹介します。
このセクションは読み飛ばしても構いません。
そりゃそうだとなるかもしれませんが、個人的に好きな手法でもあるので参考程度まで。
ココがポイント
実用に関してだけ書くと多ければ半分、少なければ1.5倍くらいにする。
二分探索法(二分法)とは?
二分探索法の具体例
ざっくり言うと、順番にならんだ数字(連番でなくてもいい)から特定のモノを探す手法です。
例えば、テストの点数順にならべ、「60点は上から何番目の人が該当するか」などですね。
あるいは、価格順に並べて予算内に収まる商品、などでも良いと思います。
二分探索法の使い方
- 数字を小さい順に並べる
- 中央値(9個あるなら5番目)を見て、対象の数字が大きければ右、小さければ左に分割
- 「2」を目的の値が出るまで繰り返す
シミュレーション
目的の「60点」の人は「上から59番目の人」としましょう。
60番目とゴールが分かっているので、計算と言うよりはちょっとしたシミュレーションです。
境界値の取り方がおかしいのは分かっているので、有識者の皆さまはスルーでお願いします。
- 1-100の中央である50番目の点数を確認→60点より高いため次は点数の低い方をチェック
- 50-100の中央である75番目の点数を確認→60点より低いため次は点数の高い方をチェック
- 50-75の中央である62番目の点数を確認→60点より低いため次は点数の高い方をチェック
- 50-62の中央である56番目の点数を確認→60点より高いため次は点数の低い方をチェック
- 56-62の中央である59番目の点数を確認→命題から「60点の人」を見つけたため完了
作為的な数字にはしたものの、100人の中から特定の点数を見つけるまで僅か5回の確認で完了しました。
理論としてN回で「2^N乗」と指数的に答えを絞ることのできる、適用する環境下では最強レベルです。
どのくらい凄いかと言うと、1億のものから1つの数字を絞り込む場合でも、約30回以内で検索が終わります。
先人の知恵を活用し、好みの味を素早く見つけよう
趣味と実益を兼ねて計算方法を紹介しましたが、実用例としては味付きプロテインの分量調整です。
1:1から始めてみて、3:1,5:3,…,のように、好みの分量を早く求めやすくなります。
健康やトレーニングは習慣化が大切
継続は力なり、と言うように習慣化が大切です。
いきなり「3万円出せ!」は難しいかもしれませんが、「毎日100円ずつ貯めよう」なら1年弱で達成が可能です。
長い目で見れば、熱しやすく冷めやすいよりも継続は力なりの方が日々の生活には適しています。
筋トレの継続率は低い
ここで厳しい現実があります。
過去に書いた通り、とりわけ結果が見えにくい事は継続が難しいものです。
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継続率と効果の実態筋力と筋肥大の違い-たった2割しか実感できない筋トレの効果を得るための基礎知識
筋トレに限りませんが、何かをする時に一度は効率を考えるのではないでしょうか。もちろん筋トレにも、いくつかの要素によって効果の出やすさが異なります。 例えば以下は森永で実施した調査ですが、トレーニングの …
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ダイエットなども長期間必要
ダイエットも大雑把に言えば長期のカロリー収支になります。
健康的にも問題が出る可能性があるため、やはり習慣化が重要です。
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参考いい加減に決着を付けたい、ダイエット中に〇〇を食べても大丈夫?論
もちろん、しっかり説明しますが、結論としては軽々に回答できません。 辛口な回答をすると、この質問が出る時点でダイエット方法を見直すべきだと考えます。 ダイエットは貯金に似ている これについては持論です …
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まとめ:好みのプロテインブレンドを見つけ、長く健康的に続けられる習慣を付けよう!
たんぱく質は三大栄養素の一つで、厚生労働省もそれなりの摂取を推奨しています。
プロテインは有効な選択肢ですが、おいしさを担保するための人工甘味料とは付き合い方が大切です。
自分だけの味を見つけ、日々の生活に取り入れられるようにしましょう!