まず定義として、下記を示しておきます。
ECモール
出品者と購入者をつなぐモールタイプ(ショッピングモールなら物件自体のオーナー)。
国内で有名なものとしては、Amazonや楽天、Yahooショッピングなど。
ECサイト
自社で取り扱う商品を、ECで販売するタイプ(ショッピングモールなら販売テナント)。
国内で有名なものとしては、ヨドバシやビックカメラなど。
そして、ヨドバシドットコムは、ECサイト型としてはトップを走っています。
ECモール型でも製造元がそのまま出品している場合も多く、何ならヨドバシの方が安いことも珍しくありません。
では、なぜ中々ECサイトの方は記事で紹介されないのか。
結論としては、アフィリエイトの取り扱いがないからと推測できます。
なぜ私はアフィリエイト系ブログを運営していて、こんなことを書いているのか。
細かいことは気にせず、せっかくなのでヨドバシの回し者の如く良いところを紹介してみたいと思います。
ヨドバシドットコムの概要と優れている点
ヨドバシドットコムは、名前の通りヨドバシカメラによって運営されているECサイトです。
個人の印象で言えば、「かなり頑張っている」サイトだと思います。
その頑張りに免じて?利点を紹介します。
最低購入金額がなく、送料も無料である
ヨドバシドットコムでの購入には、最低金額の設定がありません。
スーパー系の場合は、私の知っている範囲だと2,000円下限のものを見かけます。
(さすがに気を使ってもう少し買いますが)ペン一本でも購入可能です。
何千円も買うものないよ!という場合でも気軽に利用できます。
配達が早すぎる(地域によっては当日、※取り寄せ除く)
出荷までの手続きは超早いです。
当日出荷も珍しくありません。
「エクストリーム便」対象地域の場合は、数時間で配達されることすらあります。
もはやピザ屋並みです。
エクストリーム便とは
ヨドバシカメラの配達員が直接配達する仕組み。
それこそ、ピザの配達に近い(ウーバーは少し違う)。
独自配達になるため、他の運送会社と物流網が違う点に留意すること。
値引き商品が結構ある
「値引き」は実に甘美な響きです。
それはともかく、割と定価から値引きされています。
大きいものでは、20-30%くらいは引かれているのではないでしょうか。
メーカーの元値って案外調べないので、どのくらい安売りしているのか分かるのは良いポイントだと思います。
ポイントが通常10%付き、電子書籍は20%付く
ヨドバシカメラは、国内で初めてバーコード形式のポイントカードを導入したと言われています。
その歴史からか、ポイントカードには力を入れている印象を受けます。
通常商品は10%、電子書籍は20%と、約1-2割引で購入可能です。
(値引き)+(高ポイント還元)=(うれしい)ですね!
店頭での受け取りも可能
実店舗を持っていて全国展開してますので、店頭受け取りに対応しています。
仕事や外出のついでに寄れる方は、お店で受け取ることも可能です。
立地がドンピシャの方には、便利な仕組みではないでしょうか。
食品からトレーニンググッズまで割と何でもある
ヨドバシドットコムでは、店舗よりもかなり在庫が豊富です。
おおよそ電化製品でないものも取り扱っています。
例えば、私の家トレ用のダンベルの一部はヨドバシドットコムで買いました。
また、現在進行形でダイエット間食用の高カカオチョコ、ソイプロテインも買ってます。
むしろ電化製品を買っていない気がします。
モール型サイトとの違いについて
ここで、ヨドバシドットコムの仕組みについて簡単に紹介します。
売上日本一というと、「Amazon」が思い浮かぶと思いますが、分類が別です。
モール型
Amazon、楽天、ヤフーショップなど。
経営元(Amazonなど)と販売者(出品者)が別。
Amazonの場合はFBAがあってややこしいですが、原則はこの仕組み。
EC型
ヨドバシドットコムのような、販売者と出品者が同じになるパターン。
要するに、自社サイトで商品を売る、という形態の場合はこれ。
初期コストが安くて簡単なのがモール型。
初期コストは高くなるものの、データを全部見られて、顧客分析やブランディングがしやすいのがEC型といった感じでしょうか。
出品者がいない(ヨドバシカメラが直接行う)
分類分けした通り、ヨドバシカメラが商品を取り扱います。
一部メーカー直送もありますが、ほとんどヨドバシ経由です。
個人ユーザーが副業などで出品するケースはありません。
詐欺的な商品が出回りにくい
メーカー取扱商品がメインになるので、怪しい商品が出回りにくい地盤があります。
モール型は安い商品がある一方、ぼったくりを含めた怪しい商品に当たるかもしれません。
ヨドバシの場合は自社チェックがあるので、変な商品には当たりにくいでしょう。
開発終了した商品は販売も終了する場合がある
メーカーが元になるので、販売終了サイクルは早い方に該当すると思います。
少なくとも、「〇〇年前の商品」みたいなものはほぼないです。
後継があれば買えますが、古い商品は取り扱いが終了している可能性があります。
アフィリエイトとEC販売の関係について
本記事の根幹である、アフィリエイトとEC販売について紹介します。
端的に言えば、「ビジネス」という言葉に集約されます。
アフィリエイト経由で商品が売れるとキックバックされる
「アフィリエイト」という仕組みは、簡単に言えば紹介手数料をもらう代わりに販促を手伝うものです。
アフィリエイトの例
例えば、Amazonや楽天が代表的です。
比較サイトなどで見たことがあると思いますが、商品紹介とともにAmazonや楽天へのボタンリンクが設定されているものです。
そのボタンを経由して商品を購入した場合、売上金額の数%がサイト運営元の収益になります。
つまり、サイト運営者としては、「ヨドバシを紹介して売れたら一銭にもならないが、Amazonで買ってもらえればお金になる」という構造です。
アフィリエイトがあっても勝手には還元されない
若干細かい話ですが、アフィリエイトは契約ベースです。
アフィリエイト契約をしていない場合は、成果にはなりません。
逆説的に言うと、サイト内にAmazonや楽天などのリンクを貼っている場合、そこから収益を得ているであろうサイトです。
ポイント
Amazonや楽天などはASPサービスを経由して、アフィリエイトを提供しています。
ヨドバシについてはアフィリエイト自体を提供していません。
個人レベルで近いものとしては「友達紹介制度」
アフィリエイトに近いものとしては、友達紹介制度です。
誰かにそのサービスを紹介、またはコードなどを入力すると、特典がもらえるものがありますよね。
それがビジネスとして大きくなったものがアフィリエイトです。
このあたりが認識できていると、本当に良い商品を紹介しようとしているのか、儲かる商品を売ろうと考えているのか、何となくでもサイトの見方が変わってくると思います。
ここがダメだよヨドバシドットコム(所感です)
個人で使う分には満足しています。
ただ、少し「惜しい」というポイントがあるので、つらつら書いておこうと思います。
個人的な感想なので、興味がなければ飛ばしてください。
ポイントに振りすぎて「安い順」ランキングで負ける
個人的に一番気になっている部分です。
比較ランキングサイトを利用する方も多いと思いますが、私が見る限り中くらいの順位で見かけます。
本体価格による比較のため、ポイント還元分は含んでいません。
一位とそれ以外では全然違うと思うので、「この商品は特別安くしていてポイントが少ないです!」と割り切って本体価格を下げた方がいいのではないかと考えてしまいます。
書籍の販促でかなり負けてない?
販売戦略なのか、認知度なのか、はたまた別の要因なのか。
書籍の販売で紹介されない印象を受けます。
紙の本屋さんは応援してもらえる印象がありますが、ヨドバシが売り元に紹介している場面はあまり見たことがありません。
「書店またはAmazon、書店またはAmazon、書店またはAmazon、…」と呪文のように言われます。
ポイント還元頑張っているのに、報われないヨドバシさんに同情せずにはいられません。
検索機能が厳密すぎる
他のサイトでもありますが、結構検索条件が厳しい方だと思います。
いわゆる、あいまいな検索が苦手な印象です。
メーカーによって商品の書き方も微妙に違うので、検索難易度は高い気がします。
カテゴリーはしっかり設定してあるので、商品数次第ではそっちを利用した方がいいかもしれません。
まとめ: ポイントカードがあれば特におすすめ!メーカー商品を買うなら一度確認してみよう!
ヨドバシドットコムは、価格面・利用面ともにメーカー品の購入元としてかなりおすすめです。
また、電子書籍のポイント還元は20%で脅威的だと思います。
アフィリエイトの要因(推測)で紹介はされにくいですが、ECサイトとしてはNo1の売上です。
販売実績も十分で信頼できると思いますので、もし利用したことがない場合は一度見てみてはいかがでしょうか。