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エンジニアが悩む用語と対処法を徹底解説!cronの読み方: 『クーロン/クロン/クローン』?から読み解く目的と『べき論』

エンジニアでしばしば議論になる用語の表記ゆれの考え方について、今回は「cron」を題材に紹介します。

一度は考えたであろう「クーロン」/「クロン」/「クローン」のどれを選ぶか。

本質的にどう考えるかを考察したいと思います。

プロジェクトを成功に導くことが最大目的

用語は何より「伝わるか」を重要視しよう

本質は正しさより伝わるか。

本記事として採用すべき読みの結論

本記事としては、以下の順で優先度が高いと考えます。

〇クロン

〇クーロン

×クローン

カタカナ語としては「クロン」が近く、イギリス圏なら「クローン」(らしい)、「クローン」は誤用のようです。

誤っている可能性のある「クーロン」については慣習的なものでしょう。

いずれにせよ、用語をどのように選定して運用すべきかを考えていきます。

用語の正確性は重要であるが最優先ではない

プロジェクトにおいて最も避けるべきは表記ゆれです。

同じ物事を指すものに対し、2つも3つも表現があることは障害となります。

正確性が重要である事は勿論のこと、それ以上に意識の統一が大切です。

そもそも「cron」とは何をするの?

ざっくり言うと定時処理です。

毎日決まった時間に何かをするということ。

かみ砕けば機械的な「ルーチン」です。

議題『cronの読み方「クーロン/クロン/クローン」を考察しよう』

考察!呼び方はどれが最適か?

それぞれの読み方の由来について

クロンという読み方

「クロン」については、そのまま読み方に近く定着したのでしょう。

これに意外性はありませんね。

クーロンという読み方

「クーロン」は刷り込み的な誤用だと思います。

ただ、少なくとも周囲では通じる用語です。

この手の聞き間違いは珍しくないような気もします。

「energy」は「エネルギー」で「エナジードリンク」という謎

クローンという読み方

「clone」との類似性もあって、浸透しやすかったのだと思います。

地域によっては「ギリ有り」らしいのですが、少し変則寄りでしょう。

「clone」はクローン人間のそれです。

混在される危険の用語「clone」がある点を考慮しよう

議題の「cron」については、似た言葉「clone」が使われる点が問題です。

ココがポイント

実際にプログラムで使われるということ

ライブラリなどの複製で「clone」はしばしば使われます。

同じ分野で同じ読みを使うことは、問題となり得るかもしれません。

実際にエンジニア間ではどの読みが使われるのか

私の周囲では「クーロン」の方が優勢ですが、実際「クロン」でも通じました。

ネット上でも、その2つが優勢だと聞きます。

コレに関してデータはありませんが、以前は「クーロン」が主流だったように思います。

何気に日時更新とか言っておけば何とかなる

読み方の違いによってコミュニケーションの問題となり得るか

概ね問題とはならないと思います。

意味を考慮すれば、複製と自動処理を勘違いする状況が分かりません。

考えるべきは、途中参加やドキュメント整備の方です。

まずは近い読み「クロン」から始めよ!と言う理由

まず「クロン」より始めよ

将来性を考えれば近い読みが相応しい

わざわざ誤用を広めるとは考えにくく、「クロン」→「クーロン」派の増加はないと見ます。

まあ実際のところは分かりません。

なるべく優先度を考えつつチーム内の意思を統一しよう

上部で記載した通り、「クロン」→「クーロン」→「クローン」の優先度で考えています。

こういった割れる用語、あるいは一般的でないという用語も含めて、用語集としてまとめておきましょう。

「clone」との混合によって与える影響

もし「クローン」を採用した場合は、どのような影響があるでしょうか。

プログラム上は問題ないものの、「クローン処理を実行する」と口語調では勘違いします。

要は、余計な事に思考を割く必要があるかもしれません。

ココに注意

「クローンを設定する、クローンメソッドを実行する」などのように使い分けが生じてしまう

結局こういった表記ゆれにはどのように対応すべきか

正しいかより伝わるかが重要

ここであえてのべき論を展開します。

採用すべき読み方の優先度とは

  1. 一般的に浸透していて誰にでも通じる
  2. チーム内で疎通が可能である
  3. 読み方に正当性がある

つまり、信用を損なわず、伝達も円滑になることを優先します。

グローバル展開を除き、用語の正しさはやや後ろに回してもいいのではないでしょうか。

まず何より「『THE』を『ザ』と読むのはどう考えても無理がある」

目的を第一に、『無駄=時間の損失』のないコミュニケーションを目指しましょう。

まだまだある用語の表記ゆれ議論

cron以外の表記ゆれについて

ここで、読み方に迷いそうな用語をご紹介します。

方針は変わらず、正しく伝わるかが第一です。

尚、中には既に解決済みのものもあります。

決着済みの用語例

cRUL

まず「カール」と「シーユーアールエル」に分かれていました。

公式の発表で、前者「カール」で決着がついたみたいです。

GIF

「ジフ」と「ギフ」の2大巨塔でした。

これも公式の発表で、前者「ジフ」にて決着がついています。

でも「GIMP」は「ギンプ」派が多い気がする

まだ論争のある用語例

「ナル」と「ヌル」問題

「ぬるぽ」「ガッ」で有名…有名?な用語です。

厄介なのが「ナル文字:\0」というのがありまして、私自身「ナル文字」が「ナル」で、「null」は「ヌル」と読んでいます。

C/C++あたりでは言語使用の違いなどもあって、個人的には都合が良かったです。

たぶん今は「ヌル」の方が伝わりやすい。

Goの「nil」は「ニル」でいいはず

「ajax」問題

「エージャックス」か「アジャックス」に分かれています。

私は前者の呼び方をしていて、その上で正しいとも思っています。

元とされる単語「Asynchronous:非同期」が「エ」に近いからです。

また似たような言葉で「async」「await」があります

表記ゆれもまだまだあるが目的は忘れずに

繰り返し書きます。

どれが正しいかよりも、どれなら間違いなく確実に伝わるかです。

とりわけ、外部公開をするなら尚、認識と表記の統一を徹底しましょう。

ドキュメントの重要性

まとめ:「べき論」よりも伝わるか。定義と統一を公開しよう!

めとめ:正確に伝達し全体で共有すべし

この記事では、「cron」を題材にエンジニア間で議論される読み方論争について紹介しました。

「cron」自体の正確性より本質に切り込み、プロジェクトにおける認識の大切さを再認識してほしいと思います。

特に配布物であれば双方に配慮する必要があるでしょう。

例えば、「クロン(クーロン)」と最初に併記するなどです。

余計な事に時間を使わず、目的に注力できることを強く望みます。

ここまで書いておいて、そもそもこの話題をそこまで真剣に考える人は少ないとは思います

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